価格競争できないので諦めます
8時半起床。
他会社が300万円前後で見積もったシステムに対して、相談を受けたことがある。
予算オーバーで期間も短くしたい。なんとかならないかという相談内容だ。
「この機能とこの機能を削ったり工夫したら、工数下げれるから、半額の150万くらいでもなんとかなりますよ」
と提案した。
事実、本質的に必要のなさそうな機能も入ってたので、少しヒアリングして工数(=コスト)と工期を下げれるようにしたつもりだ。
その提案をした途端、
「freelancer.com に同じものをだしたら、50万と提示されたんだけど。」
という連絡が来る。
「ああ、そうですか。で、どうしてほしいの?」
というのが本音ではあるが、
「それは魅力的値段ですね。予算最優先であれば良い選択肢かもしれませんね。」
と答えた。
freelancer.com や topcoder.com など世界中のフリーランスと値段競争すると、到底、日本のエンジニアではペイできない。
オークションにされてしまっては、
付加価値などつけたところで相手にされないのだ。
しかし、
「価格競争できないので諦めます。」というのはビジネスとして生き延びれない。
国内のお客さんの場合は、
「国内の会社」というだけで付加価値が自動的につく。
海外発注はコミュニケーションコストが高いから。
国外のお客さんの場合はなかなか簡単にはいかない。
日本に発注しようが、インドネシアだろうが、カナダだろうが関係ない。
「システム開発のサービス」
でどう国外に対して有効な付加価値をつけるか。
課題は山積みだ。
おしまい。